中国伝統劇解説/京劇『青霜剣』

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宋の時代、秀才の董昌は申雪貞を妻としていた。豪族の方世一は、雪貞の美貌に魅入られ、仲人婆の姚媼と共謀して、故意に董昌と親交を結び、密かに大泥棒の攀倒天と通謀して、董昌を陥れた。県知事は賄賂に目がくらみ、拷問して罪を認めさせると、董昌の首をはねた。方世一は姚媼に申雪貞が再婚するよう説得させる。申雪貞は奸計を見破り、いつわって再婚を承知すると、孤児の養育をいとこに託し、ひそかに先祖伝来の青霜剣を携えて、悲しみを含みつつ嫁入りした。新婚初夜に、申雪貞は方世一を盛りつぶし、姚媼もろとも殺害する。首を落として董昌の墓に霊を慰め、祭り終えると、恨みを含んで自刎して果てる。

  • 程君秋編。