中国伝統劇解説/京劇『轅門射戟』 の変更点

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袁術が紀霊に小沛を攻撃させると、劉備は呂布に援軍を求めた。紀霊もまた呂布に厚く賄を贈り、援助を求めた。呂布は劉備・紀霊を宴に招き、席上和議を勧めたが、紀霊は承知しなかった。呂布は紀霊・劉備を本営の外に招くと、戟を立てて的とし、「射当てることが出来たら、ただちに兵を退かれよ。当たらなければ、自由になされ」と宣言した。矢を射ると、果たして戟の穂先に当たった。復命しがたいと言う紀霊に、呂布は袁術への手紙を与えた。劉備は再三呂布に感謝したが、はからずも張飛が呂布と衝突したため、散会となった。 
-《三国志演義》第十六回から。