中国伝統劇解説/秦腔『鍘美案』 の変更点

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北宋の時代、陳世美は上京して科挙を受験、状元で及第して皇女の婿に選ばれる。陳の旧妻の秦香蓮は子供を連れて陳を訪ねるが、陳は彼女を妻と認めず、後患を断つため韓琪に殺害を命じる。韓は廟の中に秦母子を追い詰めるが、秦の哀訴に心を動かされて見逃し、自刎して果てる。秦は清廉潔白で知られた裁判官、包拯に訴える。あくまで秦を妻と認めない陳を、包は極刑に処そうとするが、駆けつけた姫と太后に阻まれる。包は如何ともしがたく、秦に銀子を与えて引き取らせようとするが、その役人同士の庇いあいを恨むのを聞き、自らの官位と命をかけて、死刑執行を強行する。
-同一の題材を扱った連台本戯《秦香蓮征番》では、秦母子は開封で陳に捨てられた後、三官廟で夢に武芸と先丹を授かり、西遼との戦いで大功を建てる。仁宗は陳が秦を捨てたことを知り極刑を命じるが、包拯は姫の処置に困るとしてそれを諌め、開封府で二人を対決させ、陳に秦を妻と認めさせる。