『都市芸研』第十四輯/2015年夏季現地調査の概要

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「近現代中華圏の伝統芸能と地域社会」2015年夏季現地調査の概要

氷上 正・千田 大介・山下 一夫

1.はじめに

中国都市芸能研究会では、2015年度より科学研究費補助金(基盤研究(B))「近現代中華圏の伝統芸能と地域社会~台湾の皮影戯・京劇・説唱を中心に」(研究課題番号:15H03195、研究代表者:氷上正)の助成を受けて、台湾を中心に広く中華圏の皮影戯・京劇・説唱などの伝統芸能と、それらを取り巻く地域社会を考究するプロジェクトを立ち上げた。

研究初年度となる平成27年度は、次年度以降の本格的な調査・研究に向けた研究基盤の確立のための予備調査を台湾において実施した。調査にあたったのは、氷上・千田・山下の3名である。

台中では台湾皮影戯研究者である邱一峰氏を訪問して意見交換を行うとともに、今後の研究協力を依頼、快諾を得た。また高雄では、市政府直轄の博物館である皮影戯館を訪れて、収蔵品の調査を行った。さらに台北では、皮影戯・京劇・説唱などについての政府刊行物や様々な先行研究、関連資料の収集に努めた。いずれの地域においても、上演活動と密接な関わりを持つ寺廟について、現地調査を実施した。

2.日程と概要

  • 9/2 氷上・千田・山下
    • 終日:羽田空港より空路、台北松山空港へ。陸路、台北から台中へ移動。
  • 9/3 氷上・千田・山下
    • 午前:茄苳王公廟および王爺廟を調査。
      茄苳王公廟
      王爺廟

※茄苳王公廟は、この場所にある樹齢1,000年を越えるアカギの木を茄苳王公として祀る廟。

※王爺廟は、瘟神である王爺の廟で、調査した均安宮は朱王爺、池王爺、李王爺を祀る。

  • 午後:嶺東科技大学の邱一峰氏を訪問。

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  • 9/4 氷上・千田・山下
    • 終日:台中市内の書店にて資料収集、また福徳神廟、万応公廟を調査。
      福徳神廟
      ※福徳神廟は、土地神である福徳正神を祀る廟。

※万応公廟は、日本でいう無縁仏のような、由来の解らない死者を神として祀る廟。

  • 9/5 氷上・千田・山下
    • 終日:陸路、台中より高雄へ移動。
  • 9/6 氷上・千田・山下
    • 終日:皮影戯館を訪問。
      皮影戯館
      皮影戯館
  • 9/7 氷上・千田・山下
    • 終日:高雄市内にて資料収集と寺廟調査。
  • 9/8 氷上・千田・山下
    • 午前:陸路、高雄より台北へ移動。
    • 午後:台湾教育部および台北市内の書店にて資料収集。
  • 9/9 氷上・千田・山下
    • 終日:台北市内の書店にて資料収集。
  • 9/10 氷上・千田・山下
    • 終日:台北市内の書店・出版社にて資料収集。
  • 9/11
    • 氷上・千田 終日:台北松山空港より空路、帰国。
    • 山下 終日:淡江大学を訪問。
  • 9/12 山下
    • 終日:国立台湾大学を訪問、また台北市内にて福徳神廟の調査。
  • 9/13 山下
    • 終日:国家図書館にて資料収集。
  • 9/14 山下
    • 終日:台北松山空港より空路、帰国。