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『霏雪録』にいう。


宋の高宗の時、宮廷料理人*1がうどんを生煮えで出したため、罪を問われて大理寺に送られた。優人が二人の士大夫に扮して挨拶する仕草をし、それぞれの生年を尋ねた。一人は「甲子(チアズ)が生。」一人は「丙子(ビンズ)が生。」優人「この二人は大理寺*2に送らねばなりませぬ。」高宗が理由を尋ねると、答えて言うには「いずれも𩛩子(チアズ)*3餅子(ビンズ)が生というからには、うどんの生煮えと同罪です。」陛下は大笑して、さきの料理人を赦免した。

(千田)

*1 原文「饔人」。御膳の割烹を司る官。
*2 宋代、刑罰を司る官庁。
*3 餅子(お焼き)の一種。

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Last-modified: 2016-08-19 (金) 16:30:40 (1099d)