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『殺狗勧夫』で「下役が小道具を持って登場する」とあるのは、埋められていた犬の死骸のことをいっている。『貨郎旦』で「外旦が小道具を持って?に渡す仕草をする」とあるのは、金銀財宝のことをいっている。『梧桐雨』で、「正末が宮女を連れて提灯をさげ小道具を持って登場する」とあるのは、七夕祭*1の宴に並べる物のことをいっている。『陳摶高臥』で、「が勅使に扮し兵卒を連れて小道具を捧げ持って登場する」とあるのは、詔書や纁幣*2のことをいっている。『冤家債主』で「和尚が小道具を渡す仕草をする」とあるのは、銀のことをいっている。『誤入桃源』で「正末が劉晨に扮し、が阮肇に扮し、それぞれ小道具を持って登場する」とあるのは、荷物や薬草取りの道具のことをいっており、また「?が劉徳に扮し、小道具を持った沙三王留を連れて登場する」とあるのは、春社*3の日に供える羊や酒、また紙銭の類をいっている。

(山下)

*1 原文「七夕乞巧」。旧時、七夕の際に女性が織女星に手芸の上達を祈った習俗。
*2 うすあか色のきぬ。旧時、隠士を招く詔勅に用いられた。
*3 立春の後、五番目の戊の日。

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Last-modified: 2016-08-19 (金) 16:30:37 (1040d)