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『輟耕録』によると、「邦老家門(ぬすっともの)」(「邦老」は「鮑老」がなまったものであろう。次のような詩が伝わっている。『鮑老は宴席で傀儡を笑った、その舞う袖がぶかぶかだと。もしも鮑老に宴席で舞わせたら、ますますぶかぶか*1 舞う袖は長い。」)には、「脚言脚語(あしのかたらい)」、「則是便是賊(やはりぬすっとか)」がある。「孤下家門(やくにんもの)」には、「朕聞上古(ちんのきくところでは)」、「刀包待制(ほうじょうをきる)」、「絹児来(わいろがきた)」、がある。「撅倈*2家門(わかしゅうもの)」には、「受胎成気」がある。「都子家門(こじきもの)」には、「後人収(あわてるこじき)」、「桃李子(もものたね)」、「上一上(もっともっと)」がある。