中国伝統劇解説/京劇『李陵碑(托兆)』

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北宋の勇将・楊業は、両狼山で遼軍に包囲され、子の七郎に包囲を突破して援軍を求めに行かせる。元帥・潘仁美は七郎に子を殺された仇があったため、援軍を発せず、逆に宋に叛いたとして、七郎を射殺する。七郎は父の夢枕に立ち、楊業は六郎に包囲を破って消息を探りに行かせる。楊業が蘇武のお告げにより、蘇武廟に入ると、廟中には李陵碑が立っていた。楊業は李陵が漢に背いたことを恨み、また包囲された惨状に感じ、碑に頭をぶつけて死ぬ。

  • 物語は《楊家将演義》に見える。