2004-09-19

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昨日の9.18、日本では中国各地の抗議行動が報道されているが、しかし一方で、北京青年報に「“9・18”を“開店日”にすべきではない」という記事がのっていた。

なんでも、「918(jiuyaoba)」は「就要発(jiuyaofa)」に通じて縁起がよいと、この日を開店日に選ぶ店が増えているそうだ。それに対して、ある読者は、国恥の日を商売に使うとは気分が悪い、と言い、店側は、国恥記念日を記念して開店するのだと答え……。

日本では、中国の国粋主義化・反日化が非常に大きく報道されているが、しかしそれは、日本で右翼街宣車が軍歌を流して軍事国家化を叫んだところで、彼らの主張は決して日本人を代表するものではない、というのと同様のことなのである(一部政治勢力が彼らを利用しているらしい、というのも)。中国にしても、過去の侵略者日本を徹底して嫌う人がいるのは当然のことであるし、その一方で、柳条湖事件記念日を数字あわせで縁起がいいと商売のダシに使う店が続出、というのもまた現実なのだ。このあたりを見誤らないようにしないといけない。


旅行中でチェックを入れていなかったのだが、9/9に上海市場株が大暴落、史上最低価格を更新したようだ。日本で中国株に手を出して泣きを見た人は多いのではないか?そう、世界の流れとは別個にこういうコトが起こるから、中国株など手を出さない方がいいんだ、と改めて強調しておく。