互聯網週刊 04/11/15 斜め読み †
カバーストーリー:京東方 スリリングな飛躍 †
度重なる巨額投資という賭けに成功した液晶メーカー京東方、またも巨費を投じて第五世代液晶生産ラインの建設に踏み切った。「作る前から時代遅れ」とも評されているが、果たして今度の賭は成功するのか。
ニュース・記事 †
- 国営ネットラジオ局がまもなく登場
- 第四回中国ネットメディアフォーラムにて、中国で24時間放送のネットラジオ局、および国際的中国語ポータルサイトの開設準備が進めらているとの情報がもたらされた。
しかし正直、ストリーミング放送はいろんなところでやってるんで、今更って気がしますね。大陸系は、ニュースメディアとしての魅力に欠けますし。まあ、日本から繋がりやすいかどうか、ですかね、ポイントは。
- 電子印鑑の「国家規格」?
- 11/9、中国電子商務協会と公安部物証鑑定センターによる中国安全電子印章管理応用システムが登場し、「国家規格」印章と報道された。しかし、実際には国家規格ではないし、『電子署名法』の制定も遅れている。『電子署名法』以後のビジネスチャンスをつかもうと多くの企業が動いており、情報産業省は業界団体とともに参入企業の基準の策定に取りかかっている。
- ソフトウエア政府購買、難しいさじ加減
- 最近『ソフトウエア政府購買実施方法(試行)』がようやく登場した。その中では、国産ソフトを「国内における開発コストが50%以上でのソフトウエア製品で、かつ中国国内で最終的に製品化され、著作権が中国国内の人もしくは組織に帰属するもの」と定義してる。政府購買は、ソフトウエア分野の市場シェアが10%にしか満たない国産ソフトハウスにとって、頼みの綱である。しかし、ソフト産業のサポートにとどめるのか、産業完全保護に用いるのかは、意見の対立がある。ソフト産業の育成には保護が必要である。しかし、ソフト産業には他のさまざまな保護策が講じられている上に、自動車・携帯電話などの保護産業では、中国企業の競争力は一向に向上せず、逆に保護を受けない家電メーカーが国際競争力を備えているような例もある。政府は難しいさじ加減を迫られている。
金山がWPSの政府購買特需にもかかわらず、ネトゲ封神に力を入れてるほどですからねえ、中国のソフトハウスがあいかわらずきついのは確かでしょう。しかし、ちとやり方があからさま過ぎるんだよねえ。アメリカ・MSにしてみれば、今まで海賊版を使いまくっておきながら、勝手な理屈コネやがって、ってことになるのは当然であって。