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明の穆宗(隆慶帝)が崩御すると、李艶妃は幼主﹒万暦帝を抱いて朝廷に臨み政治を行った。李妃の父・李良は、天下を窺い、李妃に自分に政権を渡すようにと誘いかけ、また朝臣たちに署名させたが、ただ兵部尚書・楊波と徐達の子孫で定國公の徐延昭だけが従わず、ともに後宮に入って李妃を諫めた。李妃は忠言を容れず、李良は盛んに気炎を上げる。徐延昭は激憤し、太祖皇帝恩賜の銅錘で李良を痛撃する。李妃はその不敬を責め立てる。 明の穆宗(隆慶帝)が崩御すると、李艶妃は幼主・万暦帝を抱いて朝廷に臨み政治を行った。李妃の父・李良は、簒奪をはかり、李妃に幼主が成長するまで自分に政権を譲るようにと誘いかけ、朝臣たちを脅して署名させたが、ただ兵部侍郎・楊波と徐達の子孫で定國公の徐延昭だけが従わず、ともに朝見して李妃を諫めるが、李妃は忠言を容れず、李良は盛んに気炎を上げる。徐延昭は激憤し、太祖皇帝恩賜の銅錘で李良を痛撃する。李妃はその不敬を責め立て、二人は御前を退く。 -この続きは嘆(探)皇陵と二進宮。しばしば通して上演され、“大探二”“龍鳳閣”などと称される。 -正浄の別称﹒銅錘花臉は、この徐延昭に由来する。