中国伝統劇解説/京劇『秋江』 の変更点

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臨安(杭州)で科挙に落第、意気消沈して故郷に帰るのを恥じた書生の潘必正は、伯母のいる金陵の道観に落ち着く。そこの女道士の陳妙常は、年若く見目優れ、深い才識を持っていた。二人は恋に落ち、将来を誓い合うが、それと知った伯母は潘を再び杭州へと旅立たせる。陳は秋江の河辺に急ぐが、潘は既に遠く、老船頭に船を出すように頼み込む。老船頭はひとしきりからかってから船を出し、そのお陰で陳は潘に追いつき、二人は手を携えて臨安に向かう。
-明の高濂作の長編伝奇(戯曲)《玉簪記》から。