中国伝統劇解説/京劇『宇宙鋒』 の変更点

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-金殿装瘋

秦の二世皇帝は、趙高の屋敷に御幸し、趙の娘・艶蓉に一目惚れし、趙は喜んで献上を約束する。艶蓉は引き離された夫を思い従おうとせず、おしの乳母の教えに従い、発狂を装う。趙はやむなくその旨を奏上するが、二世皇帝は信用せず、艶蓉を召し出す。艶蓉は二世皇帝を指さして大いに罵り、二世は斬首を命じて脅すが、艶蓉が変わらぬ様子で罵り笑ったので、発狂を信じ罪を赦す。
-宇宙鋒とは、艶蓉の夫・匡忠の父が賜った宝剣の名。もと《金殿装瘋》と称され全部《宇宙鋒》の一折だったが、梅蘭梅の改編を経て折子戯《宇宙鋒》として演じられるようになった。