皮影戯の師匠の劉季霖氏に教えてもらった炸醬麺屋・到家嚐が名前を変えた店。ちゃきちゃきの北京風で、店員は皆、角刈りに古風な服装、肩に手ぬぐいをかけて、大声で応対する。近頃はこのスタイルを模倣した店も増えた。
皮影戯の師匠の劉季霖氏に教えてもらった炸醬麺屋・到家嚐が名前の跡地にある店。ちゃきちゃきの北京風で、店員は皆、角刈りに古風な服装、肩に手ぬぐいをかけて、大声で応対する、というスタイルは到家嚐と同じ。近頃はこのスタイルを模倣した店も増えた。
到家嚐時代よりも若干メニューが豊富になり、炒め物も増えたが、北京伝統メニューがメインなのは変わらない。白菜の芯の和え物、燉牛肉、四喜丸子などで酒を飲み、最後に炸醬麵でしめるのが寨主の好み。
到家嚐よりも若干メニューが豊富で、炒め物も多いが、北京伝統メニューがメインなのは同様。白菜の芯の和え物、燉牛肉、四喜丸子などで酒を飲み、最後に炸醬麵でしめるのが寨主の好み。
その炸醬麺、店員が豆・もやしなどの野菜類を九種ほど小皿に載せてきて、チャカチャカ景気よい音を立てて麺に載せてくれたのに、自分で肉醬を混ぜて食べるスタイル。ここの炸醬麺を食べると、そこらのレストランの大根とキュウリしか載っていない炸醬麺は食べられなくなる。もやし・大豆・枝豆などの歯ごたえとあっさりした風味が、肉醬のしつこさを中和するアクセントとなるのだ。この味で、一杯八元の低価格も嬉しい。一人で入っても不自由しない店である。
:場所|東四十条橋を旧城内に百メートルほど入った北側
こないだまで、到家嚐が改称したのが福家楼だと思いこんでいた。が、到家嚐は現在、イトーヨーカドー1号店の脇に移転しているらしい。一度、行ってみなくては。