2004-10-17

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長安大戯院夜戯
  • 瀋陽京劇院
岳雲錘震金蝉子
常東
岳雲

瀋陽の若手武生・老生の常東のオンステージです。王金璐さんの弟子なのね。 瀋陽京劇院は、昔、李静文のオンステージが良かったなあ。武打では、ソコまでやるか、ってくらい過激にやっちゃうところ、という印象が。

さて、常東、全体的にはなかなか良いです。腿はなかなか柔らかいし、錘もひととおりノーミスで甩してました。パワフルで勢いがあっていいんだけど、ただ、ちょっと洗練には欠けるかな。でも、王門の武生の中でも屈指の人材だと見ました。

この劇は所見だけど、武打のイメージは『八大錘』に近いかな。これもやはり、説岳に忠実でした。

駆車戦将
常東
南宮長万

これは、えらくマイナーな劇、と思ったら、唐派の劇なんですねえ。關外唐、だけに、北京あたりでは余り目にしない、ということか。

改良靠の武戯ですが、唱もかなりあります。武打の設計は、今まで見たことの無いタイプだったなあ。卓を並べた台をつくり、そこから飛び下り飛び乗ることで、山での戦いを表現してたのが面白かった。常東の盔頭が落ちたり自壊したりしたのが、ちょっといけなかったかな。