2004-12-09

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聯想のIBM PC部門買収

話題になりましたねえ。中国経済の飛躍を象徴する出来事、ととらえる向きも多いのでは?

ただ、多くのアナリストは、合併の先行きにかなり悲観的な評価なようです。考えればあたりまえで、 余り儲からなず赤字もあるからこそIBMが売却するわけで、合併したからと言って、今年大リストラを 敢行したばかりの聯想の業績が一気に好転するわけではないんですよね。しかも聯想が買収したのは自分の三四倍 の規模の相手、中国では“蛇が象を呑んだ”と評されてるほど、加えて聯想には国際経験がほとんど無い ときているので、“消化不良”を起こす危険性が高いのではないかと。

市場の見方もほぼ同様のようですね。今日の香港市場の聯想の株価、落ちてます。寄りつきに一瞬上がった後は、-5%くらいのところをうろうろ。

個人的には、聯想の“老大”指向にうまくIBMがつけ込んだものと思ってますが、まずは聯想がどんな手を打ってくるのか見守りましょう。