中国伝統劇解説/京劇『失街亭・空城計・斬馬謖』

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三国時代、北伐した諸葛孔明は、要地街亭の守備に馬謖を派遣するが、馬謖は孔明の言いつけに背いて山上に陣を構え、司馬懿に敗北する。魏軍が迫るなか、西城にあった孔明は手勢がないため、やむなく空城計を定める。司馬懿は、城の門が開け放たれ、城門に登って琴をつま弾く孔明を見て、伏兵を疑い撤退した。漢中に撤退した孔明は、軍令違反を犯した馬謖を、涙ながらに斬る。