北京購書指南 のバックアップソース(No.3)

-古典文学・歴史関係を中心とした学術書購入に、私がよく利用する書店、および印象深い書店を大雑把にまとめたもので、網羅的なものではありません。 
-増補・改訂は随時行っていますが、数年間更新されていない情報もあります。 
-郵送・クレジットカード対応については、確認した書店のみ掲げました。 
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*はじめに [#m316b938]

北京の書店業界地図は、ここ十年ほどで大きく変わりました。

まず、大規模書店の出現。国営新華書店が経営改善のため、大規模書店を立ち上げるようになりました。新刊書籍であれば、それらの店で大抵のものがそろいます。

次に、民間系書店の躍進。旧城内の三聯書店、北大周辺の万聖書園・風入松・国林風などは、社会・学術系に強い品揃えで、インテリ層の支持を得ています。また、中関村にオープンした第三極書局は巨大な売り場面積で、新華書店系ブックビルに対抗しようとしています。

一方、相対的に地位が低下しているのが中国書店です。古書や古雑誌の購入については、あいかわらず他者の追随を許しませんが、新刊学術書については、前述の各書店にお株を奪われるようになりました。

更に、当当・卓越などのオンライン書店も力を伸ばしており、北京に数日滞在するのであれば、ホテルに代金引換・送料無料で配送してもらうこともできます。

このため、売れ残りの新刊書を探して本屋の数をこなす必要が、以前に比べてだいぶん減ってきました。近頃は、以下の巡回コースをたどればOKでしょう。
-新刊書海澱コース:万聖→(風入松→国林風→海澱図書大厦→)第三極
-新刊書旧城内コース:三聯→(涵芬楼→王府井書店→)西単図書大楼
-古本:(隆福寺中国書店→)灯市口中国書店→古籍書店・海王邨など
-古雑誌:西単中国書店→古籍書店・海王邨