2004-09-23 の変更点

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[[天外天]]で晩飯。相変わらず、味はそこそこ、安くて速い。

****[[IT時代週刊>http://www.ittime.com.cn/]] 04/09/20 斜め読み [#z5af4d13]

*****カバーストーリー:華為国際化に関する調査報告 [#d44679a6]

シスコとの知的財産権訴訟が逆に大いに宣伝効果をもたらし、世界における売り上げが急拡大中の、中国最大のネットワーク機材メーカー[[華為>http://www.huawei.com.cn/]]。その歴史と国際戦略に関するレポート。


*****ニュース・記事 [#zaa7239d]
:ポップアップ広告、まもなく“永眠”|&bigsmile;事実関係自体は互聯網週刊の記事と同じ。ポップアップ広告はユーザー側でもOFFにできるから何も変わらないじゃん、という指摘は確かにその通り。中国のポータルサイトって、ページ本体の広告地雷や画面を動き回るJAVA広告、さらには漢字ドメイン用ツールの自動ダウンロード等々、ポップアップ以外のところがよりうざったいからねえ。

:学術蝿と中国式落とし込み便所|あたかも企業の商品宣伝パッケージの一部であるかのように、企業のヨイショ講演を引き受ける経済学者たち、[[朗咸平]]問題に対して彼らは沈黙・形式的賛成といった態度をとるものが多いが、台湾当局の意図を受けているとか中国の国情をわかっていない、といった類の混ぜ返し的批判をおこなうものもおり、さらには経済学者達が半公開で[[朗咸平]]対策会議までも開いたという。&br;&bigsmile;その手の経済学者を「肥壷に群がるハエ」、とまで言ってしまっていますねえ。そうえいばIT時代週刊、経済学者に対する批判めいた記事が結構多いような気がするなあ。
:学術蝿と中国式落とし込み便所|あたかも企業の商品宣伝パッケージの一部であるかのように、企業のヨイショ講演を引き受ける経済学者たち、[[郎咸平]]問題に対して彼らは沈黙・形式的賛成といった態度をとるものが多いが、台湾当局の意図を受けているとか中国の国情をわかっていない、といった類の混ぜ返し的批判をおこなうものもおり、さらには経済学者達が半公開で[[郎咸平]]対策会議までも開いたという。&br;&bigsmile;その手の経済学者を「肥壷に群がるハエ」、とまで言ってしまっていますねえ。そうえいばIT時代週刊、経済学者に対する批判めいた記事が結構多いような気がするなあ。

:焦点IT:中関村調査 金恒生が死に至った理由を見る|つい二三年前、北京におけるトップPCハードメーカーであった金恒生が行き詰まった。直販方式の失敗と地方販売ルートの軽視、商標権裁判での台湾恒昇に敗訴、野放図な買収・拡大……やがて資金不足に陥り、社員からの出資募集を実施、2003年には備品の盗難事件が頻発、リストラ、そして2004年7月、創業者の張曙光が蒸発した。&br;&bigsmile;中国のPCハード業界の過当競争はもの凄いわけですが、このケースはむしろ創業者の直販政策の失敗と、金を湯水の如く使いメンツばかり考えてた、ってところに問題があったみたいですね。盗まれた備品、経営陣に持ち逃げじゃないか、って書きぶりですが、ありがちだなー。

:“高精細時代”は“仮想時代”か|オリンピック前後に盛り上がった、大型・高精細テレビに関する話題。“中国に高精細時代が訪れた”というキャッチコピーは出鱈目で、中国メーカーが国家規格の制定を前に大いに喧伝して売り上げを伸ばしたが、国家規格が頒布されると、画面縦横比・走査線数等の基準を満たしたものはなく、看板をおろさざるをえなくなった。&br;&bigsmile;おそらく、アメリカのダンピング裁定で大打撃を受けたテレビメーカー各社が、国内売り上げアップのために企んだことなのでしょう。記事にも書かれていますが、こうやって人を騙すようなことをやってしまうと、将来の本当の高精細(日本で言うハイビジョンですな)時代が訪れたときに不利になることでしょう。

:デジタルテレビの憂い:コンテンツなき饗宴|9月1日、中央テレビ局の六つのデジタルチャンネルが登場した。しかし、北京で一年前からおこなわれた実験放送は、さまざまな問題から視聴者は増えず、コンテンツも乏しかった。正式放送が始まっても、問題は解決されていない。各テレビ局も、従来のチャンネルを埋めるコンテンツにすら苦労している状態である。有料放送も、北京唯一のCATVプロバイダー華歌と中央テレビ局とが別のスクランブル方式を採用しているため、北京の視聴者が視聴できない。前途有望とされるデジタル放送ビジネスは、産みの苦しみのさなかである。&br;&bigsmile;中国のテレビ、大都市部ではCATV化されていて、全国の放送局の番組が合計40チャンネルくらい入るのですが、どれも似たり寄ったりの内容で、同じドラマが局に時間差放送されているようなケースが大半であるため、魅力に乏しいんですよねえ。放送分野も、ある程度の市場化・自由化が必要な時代にさしかかっている、ということでしょう。

:オンライン音楽の巨大なパイ|iTunesの成功によって、アメリカではオンライン音楽配信サービスへの参入が相次いでいる。音楽配信と専用ハード・ソフト、その両方で儲けるというビジネスモデルであるが、中国では、違法音楽配信サイトがビジネスモデル導入のボトルネックとなっている。2004/04/25にはワーナー社が中国最大の音楽DLサイト[[音楽極限>http://chinamp3.com/]]に勝訴するなど、海外企業の動きも活発化してきているが、オンライン音楽ビジネスの成立には、知的財産権意識の普及が必須である。&br;&bigsmile;中国のソフト業界は、コンピュータ・音楽を問わず、猖獗を極める海賊版に大いに打撃を受けているわけです。ネットでなくても、そこら中で海賊版音楽CDも売ってるからねえ。