中国伝統劇解説/京劇『木蘭従軍(巡営)』

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突厥を迎え撃つために、元帥・賀廷玉は徴兵をしたが、花木蘭は老父に代わり、男子と偽って軍に身を投じた。木蘭は幾多の軍功を立て、十二年後帰郷し、そこで初めて女性であることを明かした。このうち、夜間陣営の見回りをする木蘭が、故郷を想う場面を描く。

  • 木蘭については古楽府に見え、南北朝時代に溯り得る。時代設定については、北魏・唐(《隋唐演義》による)の2パターンがある。