中国伝統劇解説/京劇『獅子楼』

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北宋の時代、出張から帰った豪傑・武松は、兄武大の急死を知った。その夜、兄が夢枕に立ったことに疑問を感じて調査し、ついに武大の妻・潘金蓮が情夫・西門慶と謀って毒殺したことを突き止める。武松は隣組と美人局の王婆に泥を吐かせ役所に訴え出る。しかし西門慶の根回しに却下されたことを憤り、獅子楼に西門慶を襲撃、首尾よく討ち取り、家に監禁した潘金蓮・王婆をも殺して兄の恨みを晴らした。

  • 《水滸伝》第二十六回から。