中国伝統劇解説/京劇『薛礼嘆月・独木関』

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唐の太宗の高句麗親征にあたり、薛仁貴は多くの功を挙げるが、全て上官・張士貴に奪われてしまう。張士貴の活躍を疑った元帥・尉遅恭は、密かに軍の様子を探り、山神廟で仁貴が月に向かって嘆くのを聞き、捕まえようとするが逃げられてしまう。一方、仁貴は驚きのために病を得る。張士貴は独木関を攻め、安殿宝に息子を生け捕られる大敗を喫する。士貴に拝み倒されて、仁貴は病をおして出馬、九天玄女の天佑に勝利を収める。

  • 《説唐後伝》に基づく。