中文電脳/中国語情報検索入門 のバックアップ差分(No.4)


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*Googleで中国語 [#y26d6562]
*はじめに [#fa4d3325]

Googleで中国語を検索する方法は二種類ある。
インターネット上には無数のページが存在している。それらはハイパーリンクで相互にリンクされており、様々なウェブページをサーフィンしてまわることができるとはいえ、必要な情報が載っているページにはすんなりとたどり着きたいものだ。このため、インターネットでは黎明期から、様々な工夫が成されてきた。

-Google中国版(穀歌):http://www.google.cn/
--Googleの中国大陸向けローカライズ版。
1990年代、インターネットでは、Yahoo!を代表とする、ウェブサイトの情報を手作業でジャンル別に登録した''ディレクトリ型''のサーチエンジンが主流を占めていた。しかし、インターネットの爆発的発展にともない、インターネット上に存在する情報の量も幾何級数的に増大していくと、手作業による登録ではとうてい間に合わなくなってしまう。

#lookup(穀歌,検索)
そんなときに登場したのが、Googleである。Googleは、ソフトウエアが自動的にインターネット上のページを検索・収集し、それを分析して検索キーワードに最もマッチするページを提示する、いわゆる''ロボット型''サーチエンジンに分類される。

-Google中国語版
++Googleサイト(http://www.google.com/)を開く
++検索ボックス右の「言語ツール」をクリック。
++「お好きな言語でGoogleを」で、「中国語(簡体)」をクリック。
Google以前にも、Altavistaなどのロボット型サーチエンジンが存在していたが、それらでは、検索キーワードの出現頻度などによって検索結果の提示順序を決めていた。しかしGoogleでは、他のページからのリンクが多ければ多いほど、そのページは重要なページである、と評価するアルゴリズムを開発したことにより、それ以前のロボット型サーチエンジンと一線を画した極めて効率的な検索機能を実現した。現在、Googleが検索のみならず、地図や画像・動画の検索機能やブログサービス、更にはIMEまでも提供する、総合的なサービスプロバイダに発展していることは、言うまでもなかろう。

#lookup(Google.中,検索)
中国語情報の検索でも、Googleは大きな力を発揮してくれる。一方、中国国内では独自のサーチエンジンも大いに存在感を示している。

★検索結果が異なる → 中国国内向けバージョンは中国当局の検閲下にあるため
*Googleで中国語検索 [#hdc6ba4f]

*百度[#pd70ef7a]
Googleで中国語を検索する方法はいくつかある。

-http://www.baidu.com/
--中国トップシェアのサーチエンジン
--検索効率はGoogleより劣る
--Web頁の収集量はGoogleより上
--商業主義的で問題も多い
**Googleを中国語モードに切り替える [#c2b4813d]

#lookup(百度,検索)
第一は、普段使っている日本のGoogleの言語モードを切り替える方法だ。

*その他のサーチエンジン [#w50cf4bd]
**新浪(サイナ) [#y5735b5a]
http://www.google.co.jp/

http://www.sina.com.cn/
まず、検索ボックス右の言語ツールをクリックする。

**網易(ネットイース) [#ae5d3f9e]
#ref(gg01.png,nolink)

http://www.163.com/
ページを下に移動し、「お好きな言語で Google を」で「中国語(簡体)」をクリック。

**捜狐(ソーフー) [#f7614993]
#ref(gg02.png,nolink)

http://www.sohu.com/
これで、中国語インターフェイスに切り替わる。

以上が、''中国三大ポータルサイト''。いずれもYahoo!ライクな総合ポータルサイトで、サーチエンジン・ディレクトリサーチのほか、地図検索・ニュース・BBS・Blog・Webメールなどなど、多彩なサービスを提供する。
#ref(gg03.png,nolink)

近年は、文化的イベントの協賛にいずれかが名を連ねることが多く、中国文化をサポートする重要な存在およびプラットホームになっている。
もとに戻す場合は、同じ要領で「&lang(zh-cn){语言}」から「&lang(zh-cn){日语}」を選べばよい。

サイナはニュース転載のスピード、テレビ・映画紹介コンテンツ、有名人ブログなどに優れる。ネットイースは、コミュニティ(BBS)に定評がある。
**中国語版Googleに直接アクセス [#uf877a91]

*その他 [#v6cdebbc]
いちいち言語を切り替えるのが面倒だ、という人は、中国語版Googleに直接アクセスして検索することもできる。

-Google中国(現在は香港に移動):http://www.google.com.hk/
-Google台湾:http://www.google.com.tw/
--日本語で表示される場合には、「Google.com.tw offered in: 中文(繁體)」をクリック。
-Google簡体字中国語:http://www.google.com/webhp?hl=zh-CN
-Google繁体字中国語:http://www.google.com/webhp?hl=zh-TW
--これらはGoogleのアメリカサーバの中国語モード

*中国ローカル系サーチエンジン [#ld8b383a]
**百度 [#j1d7b6ea]

百度(バイドゥ)は、中国で圧倒的シェアを誇るサーチエンジンだ。日本語版サーチエンジンも開発している。

百度の検索効率は、Googleに比べて劣る印象が強いが、しかし、Googleに比べて多くのページをキャッシュしており、Googleでは見つからないページが百度で見つかることも多い。また、少々商業的に過ぎるきらいもある。

http://www.baidu.com/

サーチエンジンの使い方そのものは、Googleと大差ない。

百度では、BBS群「&lang(zh-cn){贴吧}」や音楽・ビデオ検索などのサービスも人気を集めており、それらを通じて中国の社会や文化の最新動向に触れることもできる。

**その他 [#g2944cdd]

-捜狗(ソーゴー):http://www.sogou.com/

中国3大ポータルサイトの一つ、捜狐(ソーフー)が提供する検索ポータル。

-愛問(iASK):http://www.iask.com/

同じく中国3大ポータルサイトの一つ、新浪(サイナ)が提供する検索ポータル。Googleと提携している。

両者とも、シェアはわずかで苦戦を強いられている。

*情報収集に有用なサイト [#n8661f33]

サーチエンジンとは異なるが、中国情報を収集する上で重要なサイトを紹介しておく。

**中国政府網 [#rb9ba722]

http://www.gov.cn/

昨年オープンした、中国政府のポータルサイト。ニュースのほか、各省庁や地方政府サイトへの窓口として便利。

**人民網 [#tde22c4c]

http://www.people.com.cn/

中国共産党の機関誌、人民日報のWeb版。RSSあり。

**新華網 [#ad6ac7cc]

http://www.xinhuanet.com/

中国国営通信社、新華社のWeb版。RSSあり。

**南都網 [#l98077b9]

http://www.nddaily.com/

広東省広州の日刊紙。中国を代表するリベラル系日刊紙。RSSあり。

**中華人民共和国国家統計局 [#t0e21ca0]

http://www.stats.gov.cn/

中国の公式統計データはここからダウンロードする。ただし、中国の統計データは作為的数字が多いので、要注意。
中国の公式統計データはここからダウンロードする。ただし、中国の統計データには虚偽数字が多いので、要注意。

**中国インターネット情報センター(CNNIC) [#fe052df7]

http://www.cnnic.net.cn/

中国のネットワーク関係の統計データはここで。数字の正確性については、当然のことながら、要注意。