中文電脳/ピンインフォント のバックアップソース(No.1)

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*ピンインフォントの必要性



Windows標準の[[Times_New_Roman]]、[[Arial]]、[[Lucida_Sans_Unicode]]などのフォントは、Unicodeのラテン拡張領域

などの文字を収録しているため、声調符号付きピンインを表現することができます。しかし、問題もあります。



Unicodeでは、欧文のアクセント記号とピンインの声調符号とを同じものとして扱っていますが、それらのフォント

は欧文フォントであるため、アクセント記号としてデザインされています。このため、声調符号としては

長さが短すぎ、特に一声と四声が見分けにくいなどの問題が発生します。



SimSunなどの中国語フォントにも声調符号付きピンインは収録されていますが、東アジア言語のフォントに収録された

ラテン拡張領域の文字は、Word上では文字間隔が広くなってしまったり、大文字が上手く表示できなかったりと、使いこなすのが困難です。



このため、声調符号付きピンインを美しく表現するには、専門にデザインされたフォントが必要となります。



*WG Pinyin Serif / Sans



http://wagang.econ.hc.keio.ac.jp/pc/faq/images/pinfont.gif



電脳瓦崗寨主謹製''WG Pinyin Serif / Sans''フォントは、ライセンスフリーの声調符号付きピンイン用フォントです。

Bitstream Vera Fonts(http://www.gnome.org/fonts/)をベースに、アクセント記号を声調符号に変更し、

オリジナルフォントに含まれていない声調符号付文字をUnicodeに準拠して追加したものです。



使用許可条件は、Bitstream Vera Fontsに準じます。すなわち、利用は全くのフリー、改変・再配布はフォントの名称を変更すればOKです。

詳しくは、フォントに添付したオリジナルのライセンスをお読みください。

また、PDFへの埋め込み・他の環境へのコンバート等も自由ですので、PDF・Webサイト・印刷物などなど、幅広くご活用

ください。



**ダウンロード



http://wagang.econ.hc.keio.ac.jp/pc/faq/WGPin.zip



**注意

-ZIP形式で圧縮されています。WinZip、[[+Lhaca]]などの解凍ツールが必要です。

-ファイルには、オリジナルのライセンス文書、および四種のフォントが含まれます。

-フォント名称は、それぞれ、''WG Pinyin Serif''、''WG Pinyin Serif+''、''WG Pinyin Sans''、''WG Pinyin Sans+''です。

--''WG Pinyin Serif / WG Pinyin Sans''は、欧文フォントとして利用できます。

--''WG Pinyin Serif+ / WG Pinyin Sans+''は、Excel・一太郎などの、ラテン拡張領域を欧文フォントで表示できないソフト

対策として、中国語フォントに設定してあります。声調符号付き文字のフォントがうまく切り替わらない場合は、こちらを使ってください。

--収録文字・デザインには通常版・+版の差異はありません。

-フォントのインストールは、スタートメニュー→設定→コントロールパネル→フォント→ファイルメニュー→新しいフォントのインストール で、解凍したフォントファイルを指定してください。



*改訂履歴

- 2003-12-04 (Thu) 20:40 : 1.00公開

- 2003-12-07 (Sun) 16:16 : 1.02公開(デザイン調整)

- 2003-12-10 (Wed) 10:50 : 1.03公開(ヘッダ設定の変更:コード設定にJISを追加)

- 2003-12-10 (Wed) 20:52 : 1.04公開(ヘッダ設定の変更:欧文設定版と、GBコード設定追加の+版フォントに分化)

- 2003-12-22 (Mon) 14:32 : 1.05公開(デザイン調整:第一声声調符号の長さ・位置の変更)



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